オオバチドメ(読み)おおばちどめ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「オオバチドメ」の意味・わかりやすい解説

オオバチドメ
おおばちどめ / 大葉血止
[学] Hydrocotyle javanica Thunb.

セリ科(APG分類:ウコギ科)の小形の多年草。茎は地上を長くはい、枝は高さ5~25センチメートルに立ち上がる。葉は円形、直径3~6センチメートル、日本産チドメグサ属のうちでは最大で、下面に毛がある。花は7~10月、頭状花序につき、白色である。山地木陰に生え、関東地方以西の本州四国、九州からアジア、オーストラリア、東アフリカの熱帯にかけて広く分布する。

[門田裕一 2021年11月17日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む