オオバチドメ(読み)おおばちどめ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「オオバチドメ」の意味・わかりやすい解説

オオバチドメ
おおばちどめ / 大葉血止
[学] Hydrocotyle javanica Thunb.

セリ科(APG分類:ウコギ科)の小形の多年草。茎は地上を長くはい、枝は高さ5~25センチメートルに立ち上がる。葉は円形、直径3~6センチメートル、日本産チドメグサ属のうちでは最大で、下面に毛がある。花は7~10月、頭状花序につき、白色である。山地木陰に生え、関東地方以西の本州四国、九州からアジア、オーストラリア、東アフリカの熱帯にかけて広く分布する。

[門田裕一 2021年11月17日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android