オスカーココシュカ(その他表記)Oskar Kokoschka

20世紀西洋人名事典 「オスカーココシュカ」の解説

オスカー ココシュカ
Oskar Kokoschka


1886.3.1 - 1980.2.22
オーストリア画家,劇作家
ペヒラルン生まれ。
1908年頃からアール・ヌーボーの影響を脱して表現主義に移行し、’10年にベルリンの尖鋭な表現集団の機関誌「シュトゥルム」の同人となり活躍した。第一次大戦で負傷し、’20年にドレスデン美術学校で教鞭をとり、’24年〜’31年には欧州、北アフリカ、中近東を旅行し、広大な視野を持つ風景画を描いた。’38年にナチスに追われ、イギリスに亡命した。肖像画の他に思想的な石版画も多くある。劇作家としては表現主義演劇の先駆者として、「スフィンクスとでくの坊」(’07年)などの作品がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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