20世紀西洋人名事典 「オットマンニネン」の解説
オット マンニネン
Otto Manninen
1872 - 1950
フィンランドの詩人,言語学者。
自ら「ファウスト的」と称し、もの静かな詩句に潜む人生観、自然観は鋭く、詩型、構成、語法、表現を徹底させ、きわめて簡潔で透徹した象徴詩を残す。又各国の古典の翻訳や、フィンランドの詩をスウェーデン語、ドイツ語、ラテン語に翻訳。主な作品に「詩連」(1905年)、「詩連Ⅱ」(’10年)、「流れの静けさ」(’25年)、「旅人」(’38年)、死後発表の「記憶の道」(’51年)。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報