20世紀西洋人名事典 「オットープレミンジャー」の解説
オットー プレミンジャー
Otto Preminger
1906 - 1986
米国の映画監督。
ウィーン(オーストリア)生まれ。
演技、演出をマックス・ラインハルトのもとで学ぶ。1935年渡米し、舞台を経て映画界入りし、俳優として活躍。監督としては1944年「ローラ殺人事件」で地位を確立。冷徹で客観的な演出技法には定評があり、’53年以降は一本ごとの独立制作で、話題作や問題作等作品は多彩。「月蒼くして」(’53年)と「或る殺人」(’59年)は性用語の使用で話題を呼んだ。他の作品に「黄金の腕」(’55年)、ミュージカル「カルメン」(’54年)、「ポーギーとベス」(’59年)、「野望の系列」(’62年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報