オッピウス(その他表記)Oppius, Gaius

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オッピウス」の意味・わかりやすい解説

オッピウス
Oppius, Gaius

前1世紀在世したローマ政治家文人としても知られる。ユリウス・カエサル友人部下であった。のちオクタウィアヌス (アウグスツス ) を支持。 M.キケロと文通し,スキピオ・アフリカヌス (大スキピオ) ,カエサルらの伝記著述,またカイサリオン (プトレマイオス 15世カエサル ) はカエサルの子ではないとのパンフレットを書いた。

オッピウス
Oppius, Gaius

前3世紀末のローマの政治家。前 215年護民官 (トリブヌス・プレビス ) に就任。オッピウス法を成立させたことで知られる。この法は戦時婦女子の贅沢を禁止したもので,半オンス以上の黄金所持多色服装,2頭立て馬車の乗車禁止を含んでおり,前 195年にも再施行された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android