デジタル大辞泉 「贅沢」の意味・読み・例文・類語 ぜい‐たく【×贅沢】 [名・形動](スル)1 必要な程度をこえて、物事に金銭や物などを使うこと。金銭や物などを惜しまないこと。また、そのさま。「贅沢を尽くす」「贅沢な暮らし」「布地を贅沢に使った服」「たまには贅沢したい」2 限度や、ふさわしい程度をこえること。また、そのさま。「贅沢を言えばきりがない」「贅沢な望み」[派生]ぜいたくさ[名][類語](1)豪奢ごうしゃ・豪勢・奢侈しゃし・華奢かしゃ・驕奢きょうしゃ・驕侈きょうし・贅ぜい・奢おごり/(2)分ぶん不相応・不相応・身の程知らず 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「贅沢」の意味・読み・例文・類語 ぜい‐たく【贅沢】 〘 名詞 〙 ( 形動 )① 普通以上に金銭などを費して物ごとを行なうこと。また、必要以上のことをあれこれと望むこと。また、そのさま。[初出の実例]「末は女房よ我妻よと唄はせ七尋程有文は皆うそのぜいたく」(出典:洒落本・一騎夜行(1780)二)「贅沢(ゼイタク)なる奴との御叱責を蒙候哉も図難(はかりがたく)候へども」(出典:当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉三)② ( 金銭以外のことについて ) 普通以上であること。また、そうなろうとすること。[初出の実例]「此男が大の贅沢屋で〈略〉小説家丈に文章の贅沢を尽した」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉二)③ 豪華であること。高級なさま。[初出の実例]「朱塗の裁縫箱がまた贅沢なつやを見せてゐた」(出典:雪国(1935‐47)〈川端康成〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例