最新 地学事典 の解説
オマーン・オフィオライト
Oman ophiolite
アラビア半島のオマーンからアラブ首長国連邦にかけて露出する,規模,露出度,変成ソールから噴出岩までの一連の岩石の保存度,ともに世界一といわれるオフィオライト。サマイル(Samail)オフィオライトとも。火成岩類の生成は95Ma前後であり,貫入年代はそれより1〜2Ma若いとされる。先行する中央海嶺玄武岩(MORB)の産物と,後のボニナイトなどの島弧マグマの産物よりなり,海嶺から島弧への環境の変遷を記録しているとされる。一連の岩石は北部の方がよく保存されるが,南部では噴出岩が削剥のため欠如。フランス,アメリカ,日本など各国の研究者により調査が進む。
執筆者:荒井 章司
参照項目:サマイル・オフィオライト
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

