オンカロ

デジタル大辞泉 「オンカロ」の意味・読み・例文・類語

オンカロ(Onkalo)

フィンランド語空洞・深い穴の意》フィンランドで、原子力発電所使用済み燃料高レベル放射性廃棄物として地層処分する施設建設するにあたって、精密な現地調査を行うために、オルキルオト島に建設される地下特性調査施設の名称将来は処分施設の一部として利用される。
[補説]最終処分施設は2020年に運用開始予定。2120年までに出る廃棄物を、地下約500メートルの施設に埋設し、約10万年間閉じ込める。

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共同通信ニュース用語解説 「オンカロ」の解説

オンカロ

原発使用済み核燃料を直接処分する世界初の施設。核燃料銅製と鋳鉄製の二重容器に入れ、地下400~450メートルの岩盤に埋める。2001年にフィンランドのオルキルオト島に決定し、国が15年に建設を許可した。費用試算で約35億ユーロ(約4643億円)。オンカロはフィンランド語で「空洞」などを意味する。(オルキルオト共同)

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知恵蔵mini 「オンカロ」の解説

オンカロ

フィンランドの南西部オルキルオトに建設中の、原子力発電所の使用済み核燃料を高レベル放射性廃棄物として半永久的に埋蔵するための最終処分場。フィンランド語で「洞窟」を意味する。2020年代から運用が開始される予定で、同国の原発から2120年代までに出た放射性廃棄物を金属製の容器に順次封印し、地下約450メートル地点に埋蔵する。約10万年間保管できることを想定して設計されている。

(2019-8-29)

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