オングル島(読み)オングルトウ(英語表記)Ongul Island

デジタル大辞泉 「オングル島」の意味・読み・例文・類語

オングル‐とう〔‐タウ〕【オングル島】

Ongul Island南極大陸リュツォホルム湾東岸にある島。東西二つあり、1957年、東オングル島に昭和基地が建設された。

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精選版 日本国語大辞典 「オングル島」の意味・読み・例文・類語

オングル‐とう‥タウ【オングル島】

  1. ( オングルはOngul ) 南極大陸、リュツォホルム湾の東岸にある島。東オングル島、西オングル島に分かれる。一九五七年、東オングル島に昭和基地が建設された。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「オングル島」の意味・わかりやすい解説

オングル島
おんぐるとう
Ongul Island

南極、リュツォ・ホルム湾の東岸(宗谷海岸)にある島。東オングル(面積約3平方キロメートル)と西オングル(約10平方キロメートル)に分かれる。大陸とは幅約5キロメートルのオングル海峡で隔てられている。高さ30~40メートルの丘陵性の露岩大部分で、先カンブリア時代の片麻(へんま)岩からなる。過去には氷河で覆われていた。年平均気温は約零下10℃で、南極としては温和な地区である。1937年2月ノルウェーのラルス・クリステンセンが飛行機で発見した。当時、東西両島を一つと考えて、その形状からオングル(釣り針)と名づけた。57年(昭和32)1月に日本隊が国際地球観測年のため昭和基地を設けた。付近の小島を含め、オングル諸島とよばれる。

[楠 宏]

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