現代外国人名録2016 「オン・ケンセン」の解説
オン・ケンセン
王 景生
Ong Keng-sen
- 職業・肩書
- 舞台芸術家,演出家 シアターワークス芸術監督
- 国籍
- シンガポール
- 生年月日
- 1963年
- 学歴
- シンガポール大学法律学科卒,ニューヨーク大学美術学校
- 受賞
- 福岡アジア文化賞芸術・文化賞(第21回)〔2010年〕
- 経歴
- 1988年よりシンガポールの英語劇団シアターワークスの芸術監督を務め、国民的な演劇を目指し伝統と現代の融合に積極的に取り組む。’92年シンガポール、マレーシア、日本の共同制作「スリー・チルドレン」とミュージカル「ビューティー・ワールド」を日本でも上演し、注目された。’93年から米国に留学。’94年公演で来日。同年アジアの現代芸術と伝統芸能の異文化交流を目指すフライング・サーカス・プロジェクトを組織。’97年日本の国際交流基金アジアセンター制作「リア」の構成・演出を担当し、東南アジア・ヨーロッパで公演を行う。’98年同基金のフェローシップとして日本に滞在。2000年8月クオ・パオクン原作「ザ・スピリッツ・プレイ」を演出、日本のアーティストを加えてシンガポールで上演。2001年11月同作品を原作として、日本のさまざまな分野のアーティストと共に、戦争をテーマとするワークショップ、ディスカッションを通じて作品を創り上げる“ドリームタイム・プロジェクト”を展開。欧米でも活発に活動し、アジア・北米8ケ国の多ジャンルのアーティストが参加した「ディスディモーナ」を構成・演出。多元的な文化をミックスする手法が特徴。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報