コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

間の山節 アイノヤマブシ

4件 の用語解説(間の山節の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

あいのやま‐ぶし〔あひのやま‐〕【間の山節】

江戸時代、間の山で、代々、お杉・お玉と名のる女性が簓(ささら)三味線に合わせて歌った俗謡。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

あいのやまぶし【間の山節】

近世の民間の門付芸(かどづけげい)としてうたわれた唄。〈間の山〉は伊勢の内宮と外宮の間にある尾部坂(おべざか)という坂道のことで,往時ささらをすりながらあわれな唄をうたって喜捨を請う女芸人がいたと伝えており,お杉・お玉という2人の美人が,客の投銭を撥(ばち)で受けとめる芸をしたという。おそらく《間の山節》をうたって歩いた門付の女芸人の姿の印象がお杉・お玉という固有名詞をもつ人物を生み出したのであろう。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

あいのやまぶし【間の山節】

俗謡の一。伊勢間の山の道筋で、寛文・延宝(1661~1681)頃より、お杉・お玉と名乗る女芸人が三味線・簓ささらに合わせて唄い出したもの。伊勢節。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

間の山節
あいのやまぶし

三重県伊勢(いせ)市の花柳界で、芸妓(げいぎ)たちがお座敷唄(うた)として歌ってきた唄。源流は不明であるが、江戸時代後期の端唄(はうた)に、『宮参り』があり、「伊勢に宇治橋内宮外宮(ないくうげくう) 八十末社の宮雀(みやすずめ) お杉お玉に相の山から 島さん紺さん花色さん 岩方さんへは道続き 二見浦(ふたみがうら)には朝熊山(あさまやま) 鸚鵡石(おうむせき) 磯辺比丘尼(いそべびくに)だか 太々神楽(だいだいかぐら)にこれらもし 投げさんせ」といった歌詞のものであった。その『宮参り』が、外宮から内宮へ通じる間の山に小屋掛けした大道芸人たちの「お杉、お玉」(どの大道芸人もこの名でよばれる)らによって盛んに歌われるに及んで、『間の山節』の名が生まれた。そしてこれがのち諸国へ広まって、伊予化したものが『伊予節』となった。[竹内 勉]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

間の山節の関連キーワード大道芸お静礼三門付門付歌仁太夫葎の門胸叩き付景気弾流す松の門

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

間の山節の関連情報