カイザーブルク城(読み)カイザーブルクジョウ

デジタル大辞泉 「カイザーブルク城」の意味・読み・例文・類語

カイザーブルク‐じょう〔‐ジヤウ〕【カイザーブルク城】

Kaiserburg》ドイツ中南部、バイエルン州都市ニュルンベルクにある城。11世紀に、神聖ローマ皇帝ハインリヒ3世が要塞を建造し、後にコンラート3世が皇帝の居城に改築した。16世紀まで帝国議会会場として利用された。ロマネスク様式の二重礼拝堂やジンベル塔をはじめとする80もの塔がある。

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世界の観光地名がわかる事典 「カイザーブルク城」の解説

カイザーブルクじょう【カイザーブルク城】

ドイツ南部、ワーグナーの楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』の舞台としても知られるバイエルン州の古都ニュルンベルク(Nunberg)にある中世古城。1050年にハインリヒ3世が築城した城で、その後皇帝や諸侯の居城となり、何度も増改築を重ねてきた。現在残っている城のかたちは15~16世紀ごろにできあがった。城の中には、ロマネスク様式の二重構造になった礼拝堂や、皇帝の間、騎士の間などがある。また、中央の見張り台であるジンベル塔に上ると、城壁に囲まれたニュルンベルクの町が一望できる。城内には、中世のニュルンベルクの町などの模型や武器類や甲冑(かっちゅう)などの展示があるカイザーブルク博物館があるほか、かつての厩舎(きゅうしゃ)がユースホステルとなっていて、城内での宿泊もできる。

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