カグヤコウモリ(読み)かぐやこうもり(その他表記)long-legged whiskered bat

日本大百科全書(ニッポニカ) 「カグヤコウモリ」の意味・わかりやすい解説

カグヤコウモリ
かぐやこうもり
long-legged whiskered bat
[学] Myotis frater kaguyae

哺乳(ほにゅう)綱翼手目ヒナコウモリ科の動物ネマガリダケ叢林(そうりん)中で発見されたので、かぐや姫にちなんでこの名がある。北海道、中部地方以北の本州に分布し、森林地帯に生息する。頭胴長4.5~5センチメートル、前腕長3.7~4センチメートル、翼開長18センチメートル。ホオヒゲコウモリの類で、後肢と尾が著しく長く、耳介は比較的短くて幅が広い。体の背面焦げ茶色、腹面は灰黄褐色をしている。日没後ねぐらを離れ、地上2~4メートルの低空を飛びながら昆虫などを採食する。1産1子。

[吉行瑞子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

小学館の図鑑NEO[新版]動物 「カグヤコウモリ」の解説

カグヤコウモリ
学名:Myotis frater

種名 / カグヤコウモリ
科名 / ヒナコウモリ科
分布 / 北海道、本州
日本にいる動物 / ○
解説 / 木のうろやほらあな、家屋などを昼間の休み場所として使っているようです。

出典 小学館の図鑑NEO[新版]動物小学館の図鑑NEO[新版]動物について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む