カジミエシ1世(読み)カジミエシいっせい[ふっこうおう](その他表記)Kazimierz I, Odnowiciel

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カジミエシ1世」の意味・わかりやすい解説

カジミエシ1世(復興王)
カジミエシいっせい[ふっこうおう]
Kazimierz I, Odnowiciel

[生]1016.7.25.
[没]1058.11.28.
ポーランド王 (在位 1034~58) 。ミエシコ2世の子。 1034年父王の跡を継いで即位。しかし 37年に異教徒と連合した領主勢力の圧迫王位を追われ,ドイツに亡命。神聖ローマ皇帝援助を得て復位し,39年頃に帰国。国内の争乱やボヘミア軍との戦争で荒廃した国土を再建し,キエフ公国とは友好関係を結び,47年にマゾフシェ地方を確保,50年にはシロンスク (シュレジエン) 地方をも回復した。首都をクラクフに移し,内政改革と教会復興に貢献し,ピアスト朝の発展に尽した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む