ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カジミエシ1世」の意味・わかりやすい解説
カジミエシ1世(復興王)
カジミエシいっせい[ふっこうおう]
Kazimierz I, Odnowiciel
[没]1058.11.28.
ポーランド王 (在位 1034~58) 。ミエシコ2世の子。 1034年父王の跡を継いで即位。しかし 37年に異教徒と連合した領主勢力の圧迫で王位を追われ,ドイツに亡命。神聖ローマ皇帝の援助を得て復位し,39年頃に帰国。国内の争乱やボヘミア軍との戦争で荒廃した国土を再建し,キエフ公国とは友好関係を結び,47年にマゾフシェ地方を確保,50年にはシロンスク (シュレジエン) 地方をも回復した。首都をクラクフに移し,内政改革と教会復興に貢献し,ピアスト朝の発展に尽した。
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