かっぺた織(読み)かっぺたおり

世界大百科事典 第2版の解説

伊豆諸島の八丈島に伝わる織技で,経糸(たていと)によって文様が織りだされる二重組織の紋織物。機(はた)は機台のない素朴な〈いざり機〉が用いられる。機の機構は,まず2色交互に経された経一端などに縛って固定し,次にこの糸ををとって上下に二分する。そしてさらに中によって上糸1,中糸2,下糸1の割合上中下の三つに分ける。色も上糸,下糸が1色で,中糸が2色。上中下に分けられた経糸の上側と下側に最も多い場合で五つずつ合計10個の綜絖(そうこう)がつく。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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