カネミ油症被害者救済法

共同通信ニュース用語解説 「カネミ油症被害者救済法」の解説

カネミ油症被害者救済法

1968年にカネミ倉庫(北九州市)が製造した米ぬか油を口にし、健康被害に遭った人たちへの公的補償を定めた法律。2012年8月に議員立法で成立した。救済策として国の健康調査に協力した認定患者に国が年19万円、カネミ倉庫が年5万円の支援金をそれぞれ支給。一定症状がある人は、68年当時に認定患者と同居していたことを証明すれば認定されることになった。国やカネミ倉庫、被害者団体による定期的な「3者協議」も始まった。発生当初、約1万4千人が被害を届け出たが、22年3月末までの認定患者数は2363人。

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