20世紀西洋人名事典 「カミーユボンボア」の解説
カミーユ ボンボア
Camille Bombois
1883.2.3 - 1970
フランスの画家。
ブルゴーニュのベナリー・レ・ローム生まれ。
幼年時代を水上生活で過ごし、1907年パリに出る。地下鉄人夫、印刷工等に従事しながら制作に励み、第一次大戦に従軍。’22年モンマルトルの舗道に自己の作品を並べたのを詩人、ノエル・ビュロー、批評家ウィルヘルム・ウーデーに認められ、以降絵画制作に専念。生気ある色彩と精密描写により、風景、裸婦、サーカスの芸人などを描き、素朴派画家の一人となる。「縁日の力士」(’30年頃、パリ、国立近代美術館)等の作品がある。パリで没。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報