ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カメラ工業」の意味・わかりやすい解説 カメラ工業カメラこうぎょうcamera industry カメラを生産する産業。精密機械工業の一つとされ,特にレンズ,露出機構などの製作は高度の技術が必要である。日本のカメラ工業は明治期に生まれたが,外国製,特にドイツ製カメラに押されて,第2次世界大戦まではあまり発展しなかった。戦後は消費景気,輸出などに支えられて本格的に発達し,ドイツ連邦共和国(西ドイツ)と並んで国際的にも大きな地歩を確立し,生産量の半分以上が輸出に向けられるようになった。2000年代からデジタルカメラが普及し始め,今日ではデジタルカメラが 9割以上を占める。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
百科事典マイペディア 「カメラ工業」の意味・わかりやすい解説 カメラ工業【カメラこうぎょう】 伝統的にドイツが強力であったが,今日では日本,ドイツ,米国が三大生産国で,日本は1950年代半ばから急成長,1962年に再統一前の西ドイツを抜いて生産量で世界一となり現在も質的には最高水準にある。1995年現在の企業数は部品専門を含め約1400,生産1140万台。新製品開発競争が激しく,その結果,上位数社の優位が確立しつつある。→関連項目光学器械工業 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by