からりころり

精選版 日本国語大辞典 「からりころり」の意味・読み・例文・類語

からり‐ころり

[1] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① =からころ
長唄七字の花在姿絵(1806)田舎巫子「御手洗(みたらし)木船が漕いで来る。手振り袖振り鈴の音は、からりころりからりころり」
② のらりくらりするさまを表わす語。
浮世草子好色万金丹(1694)四「からりころりとつめひらき埒があかねば」
[2] 〘名〙 のらりくらりすること。
浄瑠璃那須与市西海硯(1734)三「老耄(おいぼれ)対手にして、からりころりは益なき争ひ、此上与市対談、直に逢ふて糺さん」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android