カラント

デジタル大辞泉 「カラント」の意味・読み・例文・類語

カラント(currant)

《「カランツ」とも》
酸塊すぐり
干しブドウ一種で、小形の種なしのもの。

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百科事典マイペディア 「カラント」の意味・わかりやすい解説

カラント

フサスグリとも。ユキノシタ科スグリ属の数種の果樹総称同属グーズベリースグリ)がとげをもつのに対し,植物体にとげがなく,花は多数が総状につく。冷涼な気候を好む落葉小低木で,赤果種(レッドカラント),黒果種(ブラックカラント)に大別される。花は黄緑色で,たれ下がった総状花序につき,果実球形液果で,径5〜8mm。主産地は北ヨーロッパ。酸味が強く生食することは少なく,ジュース,ジャムゼリーなどにする。

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改訂新版 世界大百科事典 「カラント」の意味・わかりやすい解説

カラント
currant

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世界大百科事典(旧版)内のカラントの言及

【フサスグリ】より

…おもに北ヨーロッパで栽培されるユキノシタ科の落葉性小果樹。径5~8mmの小果が房状に下垂するスグリ類で,カラントともいい,果実の色でアカフサスグリ(レッドカラントredcurrant)(イラスト)とクロフサスグリ(ブラックカラントblackcurrant)とに大別される。アカフサスグリは中央・北ヨーロッパから北アジアにまで広く分布するRibes rubrum L.,ヨーロッパの高山やアフリカ,シベリアに分布するR.petraeum Wulf.,それに東ヨーロッパのR.sativum Symeおよびそれらの交雑された品種群であり,クロフサスグリはヨーロッパからアジアにかけて広く分布するR.nigrum L.から選抜されたものである。…

※「カラント」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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