グーズベリー

デジタル大辞泉 「グーズベリー」の意味・読み・例文・類語

グーズベリー(gooseberry)

《「グズベリ」とも》スグリ科の落葉小低木。葉は円形で三~五つに裂け、葉柄の付け根にとげがある。春、淡緑色の花をつける。果実球形で、生食にするほかジャムにする。ヨーロッパ北アメリカ西アジア原産で、果樹として栽培。まるすぐり。西洋すぐり。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 ようえき 名詞

精選版 日本国語大辞典 「グーズベリー」の意味・読み・例文・類語

グーズベリー

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] gooseberry ) ユキノシタ科の落葉小低木。ヨーロッパ、北アフリカおよび西アジアの原産で、日本には明治初年に渡来した。幹は高さ一メートルぐらいで叢生する。全体に短毛を密布。葉柄の基部には一~三岐した刺(とげ)がある。葉はほぼ円形で三~五中裂し、各裂片の縁には鈍い鋸歯(きょし)がある。春、葉腋(ようえき)から花茎を垂下し、淡緑色の五弁花を一~二個ずつつける。果実は直径約一センチメートルの球形で暗黄緑色を帯び芳香甘味があり、生食したり、ジャム、ゼリー、スグリ酒などをつくる。まるすぐり。せいようすぐり。〔日本植物名彙(1884)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「グーズベリー」の意味・わかりやすい解説

グーズベリー
gooseberry

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「グーズベリー」の意味・わかりやすい解説

グーズベリー

「スグリ(酸塊)」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のグーズベリーの言及

【スグリ】より

…北半球の温帯域を中心に150種ほどを有するスグリ属の果実は球状の多汁な液果になるものが多く,ヨーロッパや北アメリカでいくつかの種が小果樹として栽培化された。これらの果樹として利用されるスグリ類は,植物体にとげがなく,花が多数総状花序につくフサスグリ類(カラントcurrant)と,通常とげがあり,花が少数しかつかないスグリ類(グーズベリーgooseberry)に大別される。 スグリ類(グーズベリー)は約700年前にイギリスにもたらされてから栽培改良が始まったという。…

※「グーズベリー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む