カレス(その他表記)Cales

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カレス」の意味・わかりやすい解説

カレス
Cales

イタリア,カンパーニア地方にあった古代ローマ時代の都市。前 334年ラテン植民市が建設されカンパーニアにおけるローマ勢力の中心となった。ハンニバル戦争 (→ポエニ戦争 ) ではローマ軍の重要な基地となったが,そのため大きな損害を受けたので,前 209年ローマへのそれ以上の協力を拒否した。前 184年ローマはこの都市を補強したが,共和政末期と帝政期を通じて自治都市 (ムニキピウム ) であった。この都市付近は陶器製造でも有名。

カレス
Charēs

前4世紀頃のギリシア,アテネの将軍,傭兵隊長。前 375年トラキア王ケルソブレプテスからケルソネソスを奪回。しかし,マケドニアのフィリッポス2世との戦いでは戦果なく,カイロネイアの戦いで敗北後,テーベを占領したアレクサンドロス3世 (大王) より,降伏を要求され,ペルシアに逃亡した。その後ペルシア軍を指揮したが,戦果をあげることはできなかった。

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