イギリス、ウェールズ中央部を南北に連なる山脈。おもに古生代カンブリア紀、オルドビス紀の岩石からなる氷食を受けた峰々が連なる。平均高度は700~800メートルで、スノードン山(1085メートル)、アラン・マウドウィー山(905メートル)などが突出している。この山脈は下部古生代研究の発祥地で、山脈名は古生代最下部の紀(カンブリア紀)の名称となっている。イギリス本土内では年降水量も多く、氷食谷にたたえられる湖沼水は発電に利用され、リバプール、バーミンガムなどの工業地帯の有力な水資源供給地となっている。また石炭、鉄などの豊富な鉱物資源は、19世紀の工業発展を助長した。
[小池一之]
2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...