カールスクローナの軍港(読み)カールスクローナのぐんこう

世界遺産詳解 「カールスクローナの軍港」の解説

カールスクローナのぐんこう【カールスクローナの軍港】

1998年に登録された世界遺産(文化遺産)。カールスクローナは、スウェーデン南部のブレーキンゲ県の県都。この港はバルト海の軍事戦略上、重要な位置にあり、暖流の影響等で冬場も海が凍らない不凍港であることから、古くからスウェーデン海軍軍事基地と海港が置かれた。ブレーキンゲ県は1658年にスコーネ地方とともにスウェーデン領となり、カールスクローナの軍港建設は1680年、国王カルル11世の命を受けて町の建設と同時に始まった。1711年、カールスクローナの造船所には1100人が働き、1750年には町の人口は1万人に達し、当時のスウェーデンでは最大の人口規模を持つ都市に発展した。一方、カールスクローナの市街には、17~18世紀初頭に建設されたフレデリック教会や聖三位一体教会がある。フレデリック教会は、壁は黄色に塗られ、装飾品で飾られているのが特徴。また、聖三位一体教会は、赤色に塗られた、海軍のための教会である。◇英名はNaval Port of Karlskrona

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む