ガスパチョ

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百科事典マイペディア 「ガスパチョ」の意味・わかりやすい解説

ガスパチョ

スペインのアンダルシア地方の料理。トマト,タマネギ,キュウリ,パン,ニンニクなどに酢とオリーブ油を加え,すりつぶすかミキサーにかけて,水で薄めて冷やしたスープ。夏の暑いアンダルシア地方に適した,栄養豊かなスープである。

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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「ガスパチョ」の解説

ガスパチョ【gazpacho(スペイン)】

スペイン料理の一つで、冷製の野菜スープ。トマトを主にたまねぎ・きゅうり・ピーマンなどの野菜とパン・オリーブオイル・ワインビネガー・調味料や香辛料などをミキサーにかけ、とろりとさせたもの。水で濃度を調整し、よく冷やして食べる。タバスコを加えることもある。◇「ガスパッチョ」ともいう。

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世界大百科事典(旧版)内のガスパチョの言及

【スープ】より

…代表格はジャガイモとポロネギを主としたパリジャンparisien,これにニンジン,サヤインゲンなどの豆類を加えたキュルティバトゥールcultivateurなど。 このほか,特殊なものに,主菜となるポトフー,プロバンス風のブイヤベース,イタリアのミネストローネminestrone(コンソメにタマネギ,ニンジン,セロリなどを入れ,ゆでたマカロニか米でとろみをつけたもの),ロシアのボルシチ,アメリカのクラムチャウダーclam chowder(アサリ,ジャガイモ,タマネギ,塩漬の豚肉などを牛乳で煮込んだニューイングランド風と,トマトを加えたマンハッタン風がある),スペインのアンダルシア地方のガスパチョgazpacho(トマト,キュウリ,タマネギ,ニンニクなどの生野菜に油,酢,香辛料を加えて調味し,冷たく仕上げたもの)などがあげられる。【辻 静雄】。…

【西洋料理】より

…(3)スペイン料理,ポルトガル料理 古来,多民族と接触のあったスペインの料理には,変化に富む気候風土も手伝って,地方色が色濃くあらわれている。中央部のカスティリャ地方の子豚の丸焼き,南部アンダルシア地方の生の野菜をすりつぶしてどろどろにした冷たいスープ,ガスパチョgazpacho,米の産地バレンシア地方の肉や魚介を入れてサフランの風味をつけたたき込み飯,パエーリャpaellaなど各地に名物料理は多い。丸く平らに焼く野菜入りのオムレツのトルティリャtortillaや,肉,豆,野菜などを煮込んだコシードcocidoのように全国的に作られている料理もある。…

※「ガスパチョ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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