普及版 字通 「キ・おくりもの」の読み・字形・画数・意味
19画
[字訓] おくりもの
[説文解字]
[字形] 形声
声符は氣(気)(き)。氣は食糧とする米穀の類をいい、の初文。〔説文〕七上に「氣は客に饋(おく)る芻米(すうまい)なり」とあり、重文としてを録する。氣の初文は气で雲気の象。氣は芻米。氣を气の意に用いるに及んでまたが作られた。〔論語、八〕「の羊」とは、犠牲として神に供するものをいう。
[訓義]
1. おくりもの、芻米、なまもの、おそなえ。
2. おくる、てあて。
3. 既と通じ、あく。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ヤシナフ・ケコ 〔字鏡集〕 アサラネシ・オクリモノ
[熟語]
牽▶・献▶・稍▶・羊▶・賚▶・廩▶・牢▶
[下接語]
委・帰・饋・献・告・稍・常・生・腥・致・脯・飫・・糧・廩・礼・牢・禄
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報