キソケイ

百科事典マイペディア 「キソケイ」の意味・わかりやすい解説

キソケイ(黄素馨)【キソケイ】

ヒマラヤ原産モクセイ科の常緑低木。高さ2mくらいになり,庭木切花に使われ,仙台以南では寒さに耐える。枝は緑色。葉は羽状複葉で,小葉は1〜3対。6月,枝先に芳香のある黄色の花を数個つける。花冠は径約2.5cm,下部筒状で,上部は5裂して平らに開く。八重咲品もある。さし木でふやす。
→関連項目ジャスミン

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キソケイ」の意味・わかりやすい解説

キソケイ(黄素馨)
キソケイ
Jasminum odoratissimum

モクセイ科の常緑低木。大西洋マデイラ島の原産であるが,日本には庭木として渡来した。高さ 2m余。葉は革質光沢ある深緑色,羽状複葉で小葉は広楕円形。5~6月に,5裂片の黄色花をつける。花に芳香がある。いわゆるジャスミンなかで代表的な種類であり,マツリカとともに,この花を干して茶に入れる。もっぱら挿木により栽培する。

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世界大百科事典(旧版)内のキソケイの言及

【ジャスミン】より

…オオバナソケイvar.grandiflorum (L.) Baileyは花は大きく径3.5cmぐらい。 キソケイJ.humile L.var.revolutum (Sims) Stokes(イラスト)はヒマラヤ原産の常緑低木で,観賞用に庭に植えられる。葉は羽状複葉で毛がなく,3~7の小葉がある。…

※「キソケイ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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