デジタル大辞泉 「キンタ谷」の意味・読み・例文・類語 キンタ‐だに【キンタ谷】 《Kinta Valley》マレーシア、マレー半島北西部、ペラ州南東部を流れるキンタ川沿いの河谷。世界有数の錫すず鉱地帯であり、州都イポーを中心に錫の採掘で発展。キンタバレー。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「キンタ谷」の意味・わかりやすい解説 キンタ谷きんただにKinta Valley マレーシア本土、ペラク州南東部、東はマレー半島の脊梁(せきりょう)山脈、西はその支脈に挟まれて南流するキンタ川中流の河谷。世界有数の錫(すず)鉱地帯として知られる。19世紀後半から中国人の渡来とともに採掘が始まり、以後マレーシア錫鉱生産のほぼ半分を占めた。いまも全国生産の60%を占める同国最大の産地である。採掘はすべて露天掘りであり、現在はイギリス系資本が優位にたっている。中心地はイポー。[別技篤彦] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例