ギデオン(その他表記)Gideon

翻訳|Gideon

精選版 日本国語大辞典 「ギデオン」の意味・読み・例文・類語

ギデオン

  1. ( Gideon ) 「旧約聖書」の士師記に出るイスラエルの五人目の士師(しし)。マナセ族の出身。ミデアン人を破り、バアルの偶像礼拝と戦って、イスラエルを四〇年間治めた。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 並木 しし

改訂新版 世界大百科事典 「ギデオン」の意味・わかりやすい解説

ギデオン
Gideon

古代イスラエル人の土地定着時代に活躍した軍事的英雄で,最も目だつ一人。別名イェルッバアル。旧約聖書《士師記》6~8章の叙述によれば,マナセ部族に属し,東方からラクダを使って襲撃してきた遊牧民に抗戦して,参戦部族兵の中から選抜した精鋭300人で大軍夜襲をかけて勝利した。凱旋後,王となるようにという人々の要請を断り,イスラエルのカリスマ的指導制の伝統への忠誠を示したという。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ギデオン」の意味・わかりやすい解説

ギデオン
Gideon

イスラエル王国以前の軍事的,政治的指導者を意味する士師の一人。『士師記』6~8章に記されているミデアン人との戦いにおける勝利で知られる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android