クリオン島(読み)クリオントウ

デジタル大辞泉 「クリオン島」の意味・読み・例文・類語

クリオン‐とう〔‐タウ〕【クリオン島】

Culion Islandフィリピン中西部、カラミアン諸島の島。ブスアンガ島南西沖に位置する。20世紀初頭、ハンセン病の隔離療養所が置かれ、1930年代には6500人もの患者が収容された。現在、旧療養所は資料館として公開されている。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

共同通信ニュース用語解説 「クリオン島」の解説

クリオン島

フィリピンの首都マニラから南西約320キロにあり、面積は鹿児島県の種子島ほど。1906年からハンセン病患者が隔離された。島内は患者や元患者が住む地区と、それ以外の医療従事者らが住む地区に線引きされ、境界では検問が実施された。カトリックが最大勢力だったため患者の強制的な離婚断種には反対が強く、結婚や出産が認められた。その後、患者らの居住制限は撤廃され、85年にはそれまでの国の直轄から一般の自治体に移行。ハンセン病の元患者が初代町長となった。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む