クリプトコッカス症(読み)クリプトコッカスショウ(その他表記)cryptococcosis

関連語 肺真菌症

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クリプトコッカス症」の意味・わかりやすい解説

クリプトコッカス症
クリプトコッカスしょう
cryptococcosis

真菌に属するクリプトコッカス Cryptococcus neoformansによる亜急性または慢性の感染症。多くは肺に初感染病巣をつくるが,菌は中枢神経親和性が高いので,髄膜炎型がおもな病型になる。頭痛吐き気嘔吐,意識障害などの脳圧亢進症状と,項部強直,ケルニッヒ徴候などの髄膜刺激症状があり,88%に髄液から菌が証明できる。肺型は自然治癒しやすく,症状を現さないこともある。ほかに,リンパ型,全身型,皮膚と粘膜型がある。治療薬としては,アムホテリシンBや5-フルシンが有効である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

1 《「礼記」月令から》カワウソが自分のとった魚を並べること。人が物を供えて先祖を祭るのに似ているところからいう。獺祭魚。おそまつり。うそまつり。2 《晩唐の詩人李商隠が、文章を作るのに多数の書物を座...

獺祭の用語解説を読む