20世紀西洋人名事典 「クリメントボロシーロフ」の解説
クリメント ボロシーロフ
Kliment Efremovich Voroshilov
1881.2.4 - 1969.12.2
ソ連の軍人,政治家。
元・副首相,元・陸軍元帥。
エカチェリノスラフ県(後のドニエプロペトロフスク州)生まれ。
鉄道労働者の家に生まれ、金属労働者として働き、若くして労働運動、革命運動に参加、1903年ロシア社会民主労働党に入党、’17年の革命時はルガンスク・ソビエト議長、’18年内戦時はウクライナで反革命軍と戦い、軍事面で頭角を現す。’25年革命軍事会議議長兼陸海軍人民委員、’34年国防人民委員、’40年副首相兼国家防衛委員会議長、また’35年には初の元帥となる。第二次大戦中は北西方面軍総司令官、戦後最高会議幹部会議長を歴任、’61年モロトフ事件で自己批判し辞任、死去に際しては国葬で赤の広場に埋葬。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報