デジタル大辞泉 「クレーマー橋」の意味・読み・例文・類語 クレーマー‐ばし【クレーマー橋】 《Krämerbrücke》ドイツ中部、チューリンゲン州の都市、エルフルトを流れるゲーラ川に架かる橋。「商人の橋」を意味し、橋の両側に商店が建ち並ぶ。中世における東西交易の象徴として知られる。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
世界の観光地名がわかる事典 「クレーマー橋」の解説 クレーマーばし【クレーマー橋】 ドイツ中央部のチューリンゲン州の州都エアフルト(Erfurt)、フィッシュマルクト(Fischmarkt、魚市場の意)北東のゲーラ川に架かる橋。イタリアのフィレンツェにあるベッキオ橋のように、橋上の両側に美術工芸品やアンティークを売る店が並んでいる。エアフルトは13世紀頃から、ヨーロッパの交通・交易の要衝(ようしょう)として、また金と同等の価値があるとされた青色染料の主産地としてたいへん栄えた町である。クレーマー橋は、往時の繁栄を物語る東西交易のシンボルとされている。また、エアフルトには中世から近代にいたる各時代の荘厳な建物がたくさんあり、「建築物の博物館」と評されている。 出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報