クロイドン(読み)くろいどん(英語表記)Croydon

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クロイドン」の意味・わかりやすい解説

クロイドン
Croydon

イギリスイングランド南東部,グレーターロンドンを構成する 33地区の一つ。外部ロンドンに属する区で,グレーターロンドンの南部位置する。かつては郊外緑地帯であったが,第2次世界大戦後,宅地化が進み,おもにロンドンの郊外住宅地となっている。科学器具,エンジン電機などの工業も行なわれる。また中央部一帯は 1956年以降大規模な再開発が進められ,グレーターロンドン南部で最大のショッピング・ビジネス街となっている。区内にはカンタベリー大主教のかつての夏の宮殿や聖ジョン聖堂がある。面積 87km2。人口 33万587(2001)。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「クロイドン」の意味・わかりやすい解説

クロイドン
くろいどん
Croydon

イギリスの首都大ロンドン南部の区。面積86.6平方キロメートル、人口33万0688(2001)。古くからロンドン南郊の独立商業都市として栄え、近年電気機械車両、金属製品製造などを中心に1000を超す工場も立地している。ロンドン中心部まで電車で15分の位置にあり、1965年大ロンドンに合併後は近郊住宅地化が目覚ましいが、現在も商業中心地としての機能を果たしている。第二次世界大戦前ロンドン空港として知られたクロイドン空港は、1959年に閉鎖された。

井内 昇]

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