クーリエ衛星(読み)クーリエえいせい(その他表記)Courier Satellite

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クーリエ衛星」の意味・わかりやすい解説

クーリエ衛星
クーリエえいせい
Courier Satellite

アメリカ国防省の担当する軍事用通信衛星。世界各地に駐留しているアメリカ軍へ,直接指令を出すのに使用された。人工衛星内部に積んだテープレコーダが,地上からの電波受信,記録し,指令地点の上空でこれを巻戻し,指令を地上へ送信する。 1960年 10月に軌道に乗ったクーリエ IB直径 1.55m,重さ 227kgの球体で,5分間に約 35万語を送信できる。現在は使用されていない。

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百科事典マイペディア 「クーリエ衛星」の意味・わかりやすい解説

クーリエ衛星【クーリエえいせい】

米陸軍の通信衛星一つ。テープレコーダー式の装置をもち,地上からの電波を受信,記録し,指定地上空で再生して地上に送信する方式。1960年10月4日第1号打上げ。球形重量は227kg。以後打上げなし。

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