20世紀西洋人名事典 「グスタフフレンセン」の解説
グスタフ フレンセン
Gustav Frenssen
1863.10.19 - 1945.4.11
ドイツの小説家。
ディトマルシェン生まれ。
ヴィルヘルム2世の帝政下のドイツで大衆の人気を獲得した作家の一人。懐疑を抱き、若い農民の生い立ちと苦闘を描いた教養小説「イェルン・ウール」(1901年)の成功を機に牧師から作家に転身。’05年キリスト教をゲルマン的に解釈した「ヒリゲンライ」、’36年ゲルマン独自の宗教を求めた「北辺の信仰」を発表。他の作品に「ペーター・モールの南西アフリカ旅行」(’07年)、「クラウス・ヒンリヒ・バース」(’09年)、「ポッグゼーの牧師」(’21年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報