1884年にオランダのグラムC. Gramによって完成された染色法。当初は組織内の細菌を染め分ける方法とされたが、その後、全細菌を2群に分類できる点から、分類学上重要な染色法となっている。この染色法の操作は次のようになる。
(1)細菌を熱固定したあと、アルカリ性にしたトリフェニルメタン系色素(クリスタル紫など)で染色。
(2)ヨウ素液などの弱酸性媒染剤で処理。
この3段階を経て、脱色される菌、つまり最初の色素を失う菌をグラム陰性菌とよび、脱色されない菌、つまり最初の色素で染まる菌をグラム陽性菌という。なお、菌が染色されない場合には、明瞭(めいりょう)に観察できないため、サフラニン液などの別の色素を使って対比染色をする。
[曽根田正己]
[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...
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