ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ケッセルリンク」の意味・わかりやすい解説
ケッセルリンク
Kesselring, Albert
[没]1960.7.16. バートナウハイム
ドイツの陸軍軍人。第2次世界大戦勃発に際して,1939~40年空軍参謀長としてポーランド,西部戦線で航空隊を指揮。 40年元帥。 41年ソ連侵攻に参加。その後南部軍総司令官として E.ロンメル元帥とともにアフリカにおける戦闘を指揮した。 43年連合軍がシチリア島から南イタリアに上陸した際,頑強な抵抗を指揮し,戦線を1年間維持した。最後までヒトラーの信頼が厚く,45年3月に罷免された K.ルントシュテット元帥のあとをうけて,西部軍総司令官となった。戦後戦犯として終身刑となったが,52年に釈放。主著"Gedanken zum Zweiten Weltkrieg" (1955) 。
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