けども(読み)ケドモ

デジタル大辞泉 「けども」の意味・読み・例文・類語

けども[接助・終助]

[接助]接続助詞けれども」に同じ。「授業に出てはいるけども、つい居眠りしてしまうんだ」
[終助]終助詞けれども」に同じ。「今、手がふさがってるんだけども

けども[接]

[接]接続詞けれども」に同じ。
「―、何か御心配でもおありなさらなくて」〈木下尚江火の柱

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精選版 日本国語大辞典 「けども」の意味・読み・例文・類語

け‐ども

  1. ( 「けれども」の変化した語で、くだけた表現の中で用いられる )
  2. [ 1 ] 〘 接続助詞 〙けれども[ 一 ]
    1. [初出の実例]「けふいっちゃア都合がわるひけども」(出典:洒落本・傾城買四十八手(1790)真の手)
  3. [ 2 ] 〘 接続詞 〙けれども[ 二 ]
    1. [初出の実例]「こちのは前銭ぢゃさかい二割も引(ひかさ)にゃ歩合に廻らぬ。けども、銭相場が安うて的(てき)さんも引合ふまいと思ふさかい、こちから負てやるぢゃ」(出典滑稽本浮世床(1813‐23)初)

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