デジタル大辞泉 「ケルート山」の意味・読み・例文・類語 ケルート‐さん【ケルート山】 《Gunung Kelud》インドネシア、ジャワ島東部にある活火山。標高1731メートル。西暦1000年以降、30回以上噴火を繰り返している。1991年には大規模な火山泥流が発生し、5000人以上もの死者が出た。ケルート火山。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
改訂新版 世界大百科事典 「ケルート山」の意味・わかりやすい解説 ケルート[山]Gunung Kelut インドネシアのジャワ島東部にある成層火山。標高1731m。山頂に火口湖がある。この火山では爆発により火口湖の水が噴出してラハールとして麓に流下して災害を起こす。1919年の噴火ではこのため5000人の命が奪われた。そこで,オランダ人技術者により火口にトンネルを掘り,火口湖の水位を下げる努力がされ,現在もトンネルによって水位をつねに低くして爆発によるラハールの発生を防いでいる。執筆者:下鶴 大輔 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報