ケーゼマン(その他表記)Käsemann, Ernst

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ケーゼマン」の意味・わかりやすい解説

ケーゼマン
Käsemann, Ernst

[生]1906.7.12. ダールハウゼン
[没]1998.2.17. テュービンゲン
ドイツのプロテスタント神学者,新約聖書学者。マールブルク大学に学び,ブルトマンの指導と影響を受けた。ゲルゼンキルヘン-ロットハウゼンで牧師をしたあと,マインツ大学,ゲッティンゲン大学,テュービンゲン大学などで新約聖書学を講じた。 1953年 10月にマールブルク大学神学部同窓会における「史的イエスの問題」についての講演で,史的イエスとケリュグマのキリストとの非連続性とともに連続性を主張したことが契機となって,史的イエス問題が活発に論議されるようになり「ブルトマン以後」の時代を開く端緒となった。その後,ドイツだけでなく,世界的に大きな影響力をもつ神学者として多くの業績をあげた。主著は『自由への叫び』 Der Ruf der Freiheit (1965) ,『パウロ神学の核心』 Paulinische Perspektiven (69) ,『ローマ人への手紙』 An die Römer (73) のほか,"Leib und Leib Christi" (33) ,"Exegetische Versuche und Besinnungen" (2巻,60~64) ,"Jesu letzter Wille nach Johannes" (66) など。

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