20世紀西洋人名事典 「ゲオルクカイザー」の解説
ゲオルク カイザー
Georg Kaiser
1878.11.25 - 1945.6.4
ドイツの劇作家。
マグデブルグ生まれ。
商家に生まれ、商社員として南米に渡るが病気のため帰国。その後、創作活動を始め1914年「カレーの市民」を発表し、国際的名声を得る。第一次世界大戦の経験をもとに、既成道徳や、人間の脱個性化を風刺する問題作を次々と発表し、表現主義の第一人者として、’20年代の舞台を風靡した。ナチス台頭後は、上演、執筆、出版を禁じられ、’38年スイスに亡命し、不遇のうちに客死。彼はその生涯に70数編の作品を残し、作品はほかに「ユダヤのかもめ」(’11年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報