日本大百科全書(ニッポニカ) 「コカモメヅル」の意味・わかりやすい解説 コカモメヅルこかもめづる / 小鴎蔓[学] Vincetoxicum floribundum (Miq.) Fr. et Sav.Tylophora nikoensis (Fr. et Sav.) Matsum. ガガイモ科(APG分類:キョウチクトウ科)の多年生つる草。葉は対生し、披針(ひしん)形で先は短くとがり、基部は浅い心臓形である。7~8月、葉腋(ようえき)に葉より長い花柄を伸ばし、暗紫色の小さな花をまばらにつける。丘陵帯から山地帯の野原に生え、本州、四国、九州および朝鮮、中国に分布する。[高橋秀男 2021年6月21日] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例