普及版 字通 の解説
18画
[字訓] くぐい・こうのとり
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(告)(こく)。〔説文〕四上に「なり」とあり、はその鳴く声をとる。賈誼の〔惜誓〕に「の一擧して山川の紆曲を知り、再擧して天地の圜方(ゑんぱう)を睹(み)る」という。鴻の千里なるものはその色純白、胎産であるとするなど、霊異の鳥として扱われた。弓的を正というのは、声に木枠の意があるので、方形の的の意に用いる。
[訓義]
1. くぐい、こうのとり、はくちょう。
2. しろい、しろくする。
3. 弓の的、方形の的、的の図星。
4. 格と通じ、ただしい。
5. 鶴と通じ、つる。
6. 浩と通じ、大きい、ひろい。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 コフ・マト・ツル・クグヒ 〔字鏡集〕 マト・クグヒ・キナルツル・ツル・コフ
[熟語]
乎▶・髪▶・観▶・企▶・挙▶・形▶・▶・塞▶・酸▶・志▶・侍▶・膝▶・書▶・逝▶・鳥▶・的▶・頭▶・▶・板▶・袍▶・望▶・面▶・鑰▶・立▶
[下接語]
哀・一・海・戯・驚・群・江・侯・黄・鴻・刻・峙・射・翔・晨・水・正・設・・丹・白・鳧・鳴・夜・鸞・立
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報