こくこく(読み)コクコク

デジタル大辞泉 「こくこく」の意味・読み・例文・類語

こく‐こく

[副]
居眠りのために上体前後に揺れ動くさま。こくりこくり。こっくりこっくり。
爺さんは相変らず―居睡りを続けて居るので」〈風葉青春
物が軽く触れ合う音などを表す語。
「白い飯を堅く詰め込んだのを、―と箸でおこして」〈上司太政官
液体を一気に飲むさまや、液体が瓶からつがれるときの音などを表す語。
[類語]ぐうぐうぐっすり昏昏ぐうすかすうすうすやすやうつらうつらうとうとうつうつこくりこっくりとろとろとろんとろり夢うつつ夢心地

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精選版 日本国語大辞典 「こくこく」の意味・読み・例文・類語

こく‐こく

  1. 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )
  2. 居眠りをして、上体を前後にゆり動かすさまを表わす語。こくりこくり。こっくりこっくり。
    1. [初出の実例]「心持がいいからこくこく眠りしては」(出典:黄表紙・即席耳学問(1790))
  3. 物の触れあう軽い音などを表わす語。〔名語記(1275)〕
  4. 液体を一気に飲むさまを表わす語。また、酒などが、壜からつがれるときの音を表わす。
    1. [初出の実例]「其赤葡萄酒をこくこくと注ぎ」(出典:コブシ(1906‐08)〈小杉天外〉前)

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普及版 字通 「こくこく」の読み・字形・画数・意味

【刻】こくこく

おおとりを刻(ほ)る。〔後漢書、馬援伝〕伯高は敦厚愼、口に擇言無し。~伯高に效(なら)ひて得ざるも、敕(きんちよく)の士と爲らん。謂(いはゆる)してらざるも、ほ鶩(あひる)にするなり。

字通「刻」の項目を見る


】こくこく

のなく声。

字通「」の項目を見る

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