化学辞典 第2版 「コリダリン」の解説
コリダリン
コリダリン
corydaline
C22H27NO4(369.45).ケシ科エンゴサクCorydalis ambiguaやC.sobidaなどに含有されるイソキノリンアルカロイド.無色のプリズム晶.融点135 ℃.+311°(エタノール).クロロホルムに可溶,エーテル,エタノールに微溶,水に不溶.λmax 396 nm.強壮剤および利尿剤として用いられる.エンゴサクは薬局方で,鎮痛,鎮痙薬として腹痛,月経痛にも用いられている.LD50 135.5±12.8 mg/kg(マウス,静注).[CAS 518-69-4]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報