コルディエラオリエンタル山脈(読み)コルディエラオリエンタルサンミャク(その他表記)Cordillera Oriental

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

コルディエラ・オリエンタル山脈
こるでぃえらおりえんたるさんみゃく
Cordillera Oriental

南アメリカ、アンデス山脈の一部を構成する山脈。オリエンタル山脈または東コルディエラ山脈ともいう。複数の並走山脈からなるアンデス山脈の東部の山脈をさす。コロンビアでは、マグダレナ川の谷の東を走る中生代堆積(たいせき)岩からなる褶曲(しゅうきょく)山脈がこれにあたり、最高峰はコクイ山(5497メートル)である。同国中央部で山脈の幅は200キロメートルほどに広がり、首都ボゴタの位置するボゴタ高原をはじめ、ウバテ谷、ソガモソ谷などの山間高原や盆地を抱く。ペルー北部ではワヤガ川上流とその支流がつくる縦谷以東の低山性の褶曲山脈、ペルー南部とボリビアではアルティプラノ高原の東縁をなすカラバヤ山脈、レアル山脈などの高峻(こうしゅん)な山脈をさす。

[松本栄次]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む