20世紀西洋人名事典 の解説
コルネーリス・ペトリュス ティーレ
Cornelis Petrus Tiele
1830.12.16 - 1902.1.11
オランダの神学者,宗教史学者。
元・レイデン大学教授。
レイデン生まれ。
1856年よりアルミニウス派教会で牧師、神学校教授などを務めた後、’77年〜1901年レイデン大学に新設された宗教史・宗教哲学講座を担当。マックス・ミュラーとならび、オランダにおける近代宗教学の創始者の一人として知られ、姉崎正治、加藤玄智など日本の初期の宗教学者たちにも多大な影響を与えた。また、アッシリア、イラン、エジプトなどの諸宗教の研究においても画期的な業績を残し、進化論的な図式を用いてそれらを壮大な人類史にまとめ上げた。著書は「宗教学概論」(1876年)など多数。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報