20世紀西洋人名事典 の解説
コンスタンチン パウストフスキー
Konstantin Georgievich Paustovskii
1892.5.31 - 1968.7.14
ソ連(ロシア)の小説家。
モスクワ生まれ。
キエフ大学やモスクワ大学で学び、ロシア各地を回り、様々な職業を経験する。1923年モスクワに帰り、ロスタ通信社に勤めながら、カスピ海沿岸を舞台とした「カラ・ブカズ」(’32年)、南部を舞台とした「コルヒーダ」(’34年)で作家的地位を確立。以後、「黒海」(’36年)、「北の物語」(’39年)等多くの短編で叙情的散文の名手として有名になる。晩年は文学の自主性擁護の立場で自主的出版の編集の指導や新人の発掘、粛清の犠牲者の復権に尽力。他の作品に「森の物語」(’49年)、「黄金のバラ」(’56年)等。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報