20世紀西洋人名事典 「コンスタントランバート」の解説
コンスタント ランバート
Constant Lambert
1905.8.23 - 1951.8.21
英国の作曲家,指揮者,批評家。
ロンドン生まれ。
在学中からディアギレフに才能を認められ、そのバレエ・リュッスに「ロミオとジュリエット」(’26年)などのバレエ音楽を作曲する。1930年カマルゴ協会(バレエ団)指揮者、’31〜47年サドラーズ・ウェルズ・バレエ団音楽監督においてバレー指揮者としての手腕を発揮、また数多くの編曲も手がける。主な作品には「リオ・グランデ」(’29年)、バレエ音楽「天宮図」(’37年)、映画音楽「アンナ・カレーニナ」の他、著書「現代音楽論」(’34年)がある。巧みな対位法の扱いとジャズの語法を採用した点が特徴。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報